40代にもなってほとんど料理をした事もない私が
料理をしようとした時に、一番難しさを感じたのが
包丁の使い方でした。
ちょっと失敗したら手を切ってしまいそうですし
恐る恐る切るから余計に危なっかしいわ、時間は
かかるわで大変でした。
ベテラン料理人でも基本ができてなかったらけがを
することもあるらしいので、ちゃんと基本を知った
うえで使うようにしましょう。
料理初心者が包丁を使う前に知っておきたい事
まずは包丁を使う前にまな板をセットします。
安定した場所に置き、まな板が滑って動いたら危ないので
滑り止めを敷くか、濡れた布巾を置いて滑らないようにしましょう。
初心者が使いやすい包丁ですが、「三得包丁」という万能包丁が家庭用には最適です。
材質はステンレスが一番です。錆に強く、メンテナンスも簡単なので初心者の人が
あれこれ考えるよりはこれ1本あればいいくらいの感じです。
大きさは160mm~180mmくらいまでで手の大きさやキッチンの広さなどを考慮して
選ぶといいでしょう。
そして、法律的な事ですが料理以外で持ち歩いたら警察に捕まっちゃいますので
気をつけてください。
包丁を買って、まな板もセットしたし、食材もまな板の上に置いたし
さあ、切るぞ!!
って、ちょっと待ってください。
ここからが大事です。
料理初心者が包丁を持つ時の姿勢と握り方
包丁を使って食材を切るときに体をまな板と並行にして切ろうとすると
まな板に向かってまっすぐに包丁を立てるのが少し難しく感じます。
だからと言って手首を無理やり内側に追って切ろうとすると安定感が
なくなってしまい非常に危険です。
ですので、包丁を使う方の手と反対側の足を前に出し(右ききの人は左足を前に出し、右足を後ろにする)
包丁を握る側の足を後ろに置き、体を45度くらい斜めにする。
まな板から、体までの距離は約10cmくらいで、両足は肩幅くらいに開いた感じがいいでしょう。
持ち方も大事です。
●握り型・・・人差し指と親指で包丁の峰をしっかりと挟み、中指、薬指、小指で
柄をぎゅっと握ります。
力が入りやすいので、野菜を切る時はこの型がいいです。
●指差し型・・包丁の峰の部分に人差し指を乗せます。
力加減を人差し指で調節できるので、やわらかいお肉や魚を切る時
にはこの型が便利です。
料理初心者が包丁で食材の切り方
いよいよ実際に食材を切っていきます。
ここでも食材によって切り方がありますので、知っておいた方がいいでしょう。
●押し切り・・・刃先を食材にあて、前に押し出すようにして切ります。
●引き切り・・・押し切りの逆に自分の方に向かって引くように切ります。
●落とし切り・・刃を垂直に下に落として切ります。
「押し切り」は野菜を切る時に便利でしょう。
逆に「引き切り」は肉、魚など、押して切ると繊維を壊して身が崩れてしまうので
この切り方で行います。
落とし切りは力がいる一気に切ってしまいたい時、魚の頭などはこの切り方がいいでしょう。
そして、切る時に反対の手の置き方が大事です。
指をまっすぐにして押さえると、切ってしまう可能性が高くなります。
ですので、指はかるーく丸めて押さえます。よく「ネコの手」といいます。
指の第一関節が包丁に触れながら食材を切っていきます。
また、切らない時の包丁の置き方にも注意します。
右利きの人は刃先を左に向けて、左利きの人は右に刃先を向けて置きます。
刃は自分とは反対方向に向け、峰を自分の方に向け、まな板と並行に置きます。
防げる事故は極力防ぐように努力しましょう。
まとめ
せっかく慣れない料理をはじめようとしているのに
もし、いきなり指を切ってしまっては好きになりようもありません。
楽しく料理を始める第一歩だと思って包丁の使い方をマスターしていきましょう。
まだまだ、始めの一歩かもしれませんが、おいしい料理を自分で作って食べられる
幸せを感じながら、楽しくやっていければいいんじゃないでしょうか?