ついさっきまで、元気そうにしゃべっていた子供が急にお腹痛いって言いだしたりして見た目でウソをついているなって思う事ってあります。
お腹が痛いと言うから「トイレに行きなさい」というと「うんちじゃない」っていう返答も返ってきたりします。
なぜ、こんな事を言ってくるのでしょうか?
子供がお腹痛いというけど見た目は元気なのに
まず、先にお伝えしたいのは子供はウソをいっているわけではないという事です。
もしかしたら、本当に痛い可能性も当然捨てきれません。
あなたの方で早合点だけはしないようにしてあげましょう。
その上で、さっきまであんなにお兄ちゃんや弟と大はしゃぎしていたのに、ご飯を食べる時になると急にお腹が痛いと言い出したりします。
ウチの子は特によく言っています。
大根の入ったお味噌汁が大嫌いなので、そこまでは好きなものから順番に楽しそうに食べていたのに、急に腹痛を発症します。
正直なところわかりやすいですよね。
でも、これにも大根の入った味噌汁を食べたくないっていうちゃんとした理由があるんです。
だから、これをウソとして捉えてはいけないんです。
いつも、ウソを考えているといざという時のサインを見落としてしまいます。
ここでは単なるお腹が痛いですが、何かあったときにも子供は一生懸命に親にバレないように取り繕おうとします。
これは、普段から怒られているために今回も怒られてしまうからバレないようにしなければいけないと思っているんです。
ですから、お腹が痛いというウソをウソで捉えてしまってはいけません。
それには必ず何かしらの理由がありますから。
お腹痛いと言ったらストレスの可能性
子供の場合は、語彙力(言葉のボキャブラリー)が少ないので、何でもお腹痛いで表現することがあります。
それは、全く違う場所から来ている痛みの可能性があります。
ここでは、実際には痛くないのにお腹が痛いといっているので何等かのトラブルを抱えているんだと思ってください。
そして、何を嫌がっているのかを推察してあげる必要があります。
先ほどもチラッと書きましたが、嫌いな食べ物を食べる時。
幼稚園や学校に行きたいたくない。
おとうさんやおかあさんに怒られたくない。
などなど、きっと様々な理由があります。
ですが、そこで本当の理由を子供に聞こうと思っても本当の事はなかなか教えてもらえません。
普段から子供としっかりコミュニケーションをとっていることによって、子供が教えてくれるものなんです。
もし、あなたのお子さんがお腹が痛いと言ったら何かしらのストレスを感じている可能性があります。
そして、そのストレスの原因を知り軽減してあげることがあなたに必要な事になります。
特に子供によって多いのが、学校や幼稚園に行きたくなくて休みたい場合にお腹痛いと言うことが多くなります。
ということで、学校や幼稚園を休ませるべきなのかという事を問題にしてみたいと思います。
お腹痛いで学校にはいかせるべき?
これには我々夫婦もよく悩まされました。
朝になると布団から出てこず「お腹が痛い」って言います。
熱もないし、嘔吐、下痢もない。
仮病だなっていう事がはっきりとわかるんです。
たぶんあなたが同じ事を経験されているならわかると思いますが、学校に行きたいくないと思っているんです。
こういう時あなたは休ませるべきだと思いますか?
よく甘やかすべきではないという意見を耳にします。
逆に本当に嫌な事があったのかと気になって休ませるという意見もあります。
あなたならどうしますか?
ちなみに私たちは休ませました。
しかし、甘やかしません。
お腹が痛いと言って休んだらずっと布団で寝かせています。
当然、ご飯は食べさせます。
ですが、ご飯が終わったらまた寝かせます。
さすがにお昼を過ぎると退屈で退屈で仕方がなくなるんでしょう。
起きてきます。
そこは厳しく「お腹が痛い」と言って休んだんだから寝てなさいと言います。
正直なところ、かわいそうだと思いながらもそうしています。
休んだからと言って楽はさせたくないんです。
学校に行ってしまったら、楽しく過ごしているのに休みたくなるという事は子供にはとてもよくある事です。
大人でも、会社に行くのがしんどい時ってありますしね。
ただ、問題はここからなんですが、その休んだ日の夕方以降に寝床から起きてきたときに
「学校って面白くない?」
などの質問をしてみましょう。
子供から「楽しいよ」などの肯定的なコメントが帰ってきたら
「じゃあ、明日から頑張って行けるね」
って背中を押してあげられるような優しい言葉を返してあげましょう。
もし
「面白くない」
という場合には、学校の中で何かの問題がある可能性があります。
その時はまず、子供と同じクラスの友達のお母さんに聞いてみるというのがいいですよ。
「○○くん、最近ウチの子の事何か言っていませんか?」
そこから何等かのヒントが見つかるかもしれません。
そして、何か問題を感じた時は学校の担任の先生としっかり連携して話し合いましょう。
学校の先生も人ですので、ケンカ腰にいくと構えてしまうので、落ち着いて話するようにしましょう。
より良い人間関係を作っておくことも必要ですよ。
この担任とのコミュニケーションを普段から取っておくことも学校の中での問題にいち早く気づく近道でもあります。
家庭の中だけでは、解決できない事は学校や地域で解決していく事が一番です。
でも、やっぱり子供には楽しく学校生活を送って欲しい。
それが親としての一番の願いですよね。
まとめ
子供の「お腹痛い」は当然病気で本当に痛い時があるので、それを見落としてはいけないのですが、仮病で腹痛を訴える子供が多いのも事実です。
そこには、ただ、食べたくないものがあるという簡単な事もあれば学校や幼稚園で何かの問題が起こっている場合があります。
それを見極めるのは、親のあなたの大事な役割になります。
普段から子供とのコミュニケーションはもちろん、学校の先生や地域の方々としっかりとコミュニケーションをとっておくことが問題を防ぐ手段でもあります。
あなたも、今日からしっかりと周囲とのコミュニケーションをとるようにしていきましょう。