梅雨

梅雨時期の食中毒原因と予防法を教えて!かかった時の症状は?

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あなたも普段、ご家庭でお料理をしていたら梅雨時期は食中毒が多くなってくる季節です。

家庭でなくても、食中毒が起こる危険は潜んでいますが、やはり家庭で調理された料理から発生することが一番多いのが事実なんです。

そもそも、梅雨時期の食中毒はなぜ起こるのでしょうか?

そして、その原因がわかれば予防もできます。

予防法さえわかっていれば、あなたの家族を食中毒から守ることも簡単です。

  

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梅雨に起こる食中毒の原因は?

梅雨時期以降夏場にかけて、食中毒が発生しやすいというのはあなたもよくご存じのことだと思います。

そして、その時期に起こる食中毒の原因となるのは、細菌によるものが多いです。

ちなみに冬時期にはウイルス性のものが多くなります。

細菌性食中毒が起こる原因
・食材の温度管理不備

・手指からの感染→手洗いの不備

・厨房器具の洗浄不足

・食材の加熱不足

大半がこのような原因になっています。

●細菌の増殖方法は?

細菌の増殖方法は?
・栄養源:食品の残りカス、有機汚れ、厨房機器の食品汚れ、特に高たんぱく食品

・水分:水に溶けている栄養分を分解→水分のないところでは栄養分を摂る事ができない

・温度:15℃~40℃ 特に35℃付近で活発になる 

梅雨時期の食中毒はどうやって予防したらいいの?

●食中毒原因菌の種類とそれぞれの予防方法

食中毒原因菌 生育環境等 予防方法
腸炎ビブリオ さしみ等生の魚介類
海水濃度の塩分を好む
真水で洗浄
5℃以下で管理
75℃1分の加熱
サルモネラ菌 鶏卵、鶏肉などの肉類 食肉類の生食をしない
75℃1分の加熱
卵は冷蔵保存
病原性大腸菌 食品全般
井戸水
食肉類の十分な加熱
75℃1分以上
十分な手洗い
カンピロバクター 食肉(特に鶏肉)、飲料水 十分な加熱
飲料水の煮沸
黄色ブドウ球菌 おにぎり、サンドウィッチ
手指の傷など
傷のある手指で調理しない
手指洗浄消毒
セレウス菌 穀物加工品
食品中で増殖すると毒素を発生する
米飯など室温放置しない
低温保存する
ボツリヌス菌 魚肉発酵食品など
食品中で毒素を発生させる
新鮮な原材料を使う
食材の洗浄を十分に
低温保存
食べる前の加熱

こうして表にまとめてわかるのは・・・

①料理する前の手洗いを必ず行う。

 細菌が自分の手に付着している事もあり、石鹸等でしっかりと洗い流しできればアルコール消毒も行うといいですね。

②厨房機器やシンクの清掃

 まな板、包丁などの厨房機器やシンクには細菌が増殖する要素でいっぱいです。

 熱湯、洗剤、アルコール消毒を行います。

 シンクの清掃は仕上げにクエン酸を使うと効果的です。

③食材や食品は低温保存が基本

 高温多湿の中で増える細菌が多いので、冷蔵庫や冷凍庫での保存が基本になります。
 
 ただ、冷蔵保存は細菌を増やさない方法なので、過信しないようにしましょう。

④食材の加熱は十分に

 もっとも、有効な殺菌処理になります。

 お肉や魚などは中までしっかりと火を通すという事をこころがけましょう。

 
 

食中毒を起こさない3つのポイント
❶細菌をつけない・持ちこまない

❷細菌を増やさない

❸細菌を殺す

お料理の際は以上の事を心掛けながら行いましょうね。
  

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食中毒の症状はどんな感じなの?

それぞれの食中毒菌別に症状を表にしてみました。

食中毒原因菌 症状 潜伏期間 発症
腸炎ビブリオ 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱 10時間~24時間 4~5日
サルモネラ菌 腹痛、下痢、発熱 5時間~72時間 2~3日
病原性大腸菌 腹痛、下痢、発熱、嘔吐、頭痛 4日~14日 2~3日
カンピロバクター 腹痛、下痢、発熱、嘔吐 2日~7日 2日~7日
黄色ブドウ球菌 腹痛、下痢 1時間~5時間 1日
セレウス菌 嘔吐型:吐き気、嘔吐、腹痛
下痢型:腹痛、下痢
嘔吐型:1時間~5時間
下痢型:8時間~16時間
1~2日
ボツリヌス菌 吐き気、嘔吐、視力障害、言語障害、えん下困難、呼吸麻痺 8時間~36時間 1~2日

どの食中毒菌の症状もとても似ていますね。

はっきり言って素人に見分けるのはとても難しいです。

症状が出てしまったら、我慢するのではなく早くお医者さんの診察を受けましょう。

お薬も市販のものよりは処方箋の方が安心できますし、食欲がない場合は注射や点滴もしてくれます。

早く診察してもらう事で早い回復をできますよ。

それと、いつ何を食べたかなどの情報をお医者さんに伝えてあげる事も重要です。

できることなら、食べたものを持って行くと診断も早くなります。

早く、診断をつけてもらう事が早い治療につながり早い回復につながりますので、できるだけの情報をお医者さんに伝えるようにしましょうね。

まとめ

これからの梅雨時期は細菌性の食中毒が増えます。

それを防ぐのもあなた次第という事になってしまいます。

少々、責任が重たく感じるかもしれませんが、当たり前の事を当たり前にやっていく事が大切です。

清潔に保つというのがとても大切です。

梅雨時期だけでなく習慣として心掛けていきたいですね。

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