子供に「カブトムシを捕まえたい!」ってせがまれます。
でも、僕が実際にカブトムシを捕まえた経験がなかったので、わかりませんでした。
それでも、ちゃんと簡単にカブトムシを捕まえる方法があります。
カブトムシの子供でもできる簡単な取り方
僕の考え方は、親が子供の為に捕まえてあげるのではなく、子供たちに捕まえさせるっていうのが大前提です。
こういう時って、ついつい親の方が必死になってしまいがちになってしまいます。
でも、そこはグッとこらえて子供が捕まえられるようにしてやるのも親の使命だと僕は考えています。
それでも、あなた自身が知っておかないと子供に教えることもできません。
だから、まずはここであなたが知識を知って、それを子供に教え、子供にやらせる。
これで行きましょう!
カブトムシってどんな虫?
そんな事知ってるし!って思わないでね。
捕まえる前にどんな性質の虫なのかを知っておかないと捕まえることはできません。
●時期
7月中旬~9月初め頃にかけて成虫として行動します。
5月頃~6月幼虫がさなぎになるために食べまくります。
●夜行性
お昼の間はあまり行動しません。
これは実際に飼ってみるとよくわかる事ですが、明るい間は土の中や葉っぱ、隠れ木の下に入って寝ています。
ところが夜になって我々が寝るころになると羽音をブンブン言わせて行動します。
夜の間に昆虫ゼリーが無くなってしまう事だってあります。
僕もそうですが、カブトムシって鈍い印象だったんですけど、本当夜になると動きまで速くなるんですよ。
それから、他の虫でもそうですけど、夜暗くなると明るいところに集まります。
●飛ぶ
バカにしてはいけません。
捕まえようと手を伸ばすと飛んで行ってしまう事もあります。
一気に届かないところまで飛んでしまいいます。
●力が強い
気に掴まっているカブトムシを手で持って引っ張ってもなかなか離れません。
下手に引っ張ると手足がちぎれてしまったりすることもあります。
●樹液が大好き
下で書きますが、カブトムシを捕まえる上で重要です。
●雑木林が好き
秋から冬にかけて葉っぱがたくさん落ちる。
朽ち木がおちている。
葉っぱがいっぱい落ちているところは腐葉土になります。
それがカブトムシの幼虫の大事な食糧になります。
一番簡単な取り方は?
カブトムシが夜になると、明るい場所に集まる習性に注目します。
雑木林の近くに自動販売機があるようなところを発見できたら、毎晩20:00~22:00頃の間に見てみましょう。
カブトムシが来ていることがあります。
何も考えなくていい一番簡単な方法なので、試してみてください。
カブトムシの取り方はまず木を探すことから
雑木林はありましたか?
まずは、雑木林を探しましょう。
上でも書いていますが、葉っぱの落ちるような木のある雑木林を探します。
次にカブトムシの好きな木を探します。
お昼の方が探しやすいので、お昼に探すことをおすすめします。
見分け方を画像を確認しながら、見てみてください。
わかりやすいのはどんぐりの木として有名なものが多いですね。
クヌギ
カブトムシ探しには一番有名な木です。
とりあえず、クヌギを探しましょう。
どの木も幹だけ見ると素人には結構わかりづらいものがあります。
クヌギの場合はやや細長い葉に葉脈がわかりやすく入っています。
葉の縁には葉脈からつながっているとげのようなものが出ています。
そして、一番見分けやすいのがどんぐりです。
クヌギのどんぐりはずんぐりとした丸い形をしています。
時期的にどんぐりは無いと思うかもしれませんが、地面を見てみるとあるもんですよ。
コナラ
コナラは葉っぱが楕円形で縁がとがっています。
どんぐりは僕の中では「これぞどんぐり!」という形をしています。
細長くて帽子を被ったような感じです。
この他にも、ミズナラ、カシ、ハルニレ、栗、柳などなど、様々な木があります。
ただ、一番カブトムシを取りやすい木としては上の二つ、クヌギ、コナラです。
特にクヌギは葉やどんぐりがわかりやすいので、クヌギを見つけることをおすすめします。
ほだ木とは
ほだ木もカブトムシを探すには重要な役割を果たします。
ほだ木とは、椎茸を栽培する為に、木を切って積み上げた原木の事を言います。
このほだ木があると、その地中にカブトムシの幼虫が住みやすい環境が作られます。
こういったものがあるところが、簡単には見つからないかもしれませんが、そこがあれば間違いなくカブトムシがいます。
無くても、問題ありません。
仕掛けやトラップは必要なし!?
雑木林とクヌギ、コナラを見つけ、ほだ木を見つけるともうカブトムシは捕まえたも同然です。
あとは、樹液の出た木を見つけるだけです。
樹液の出た木を見つける為には、1本づつ見るしかないわけなんですが、特徴として、うろがある事。
うろっていうのは穴ですね。
そして、甘酸っぱいような香りがします。
樹液が気の表面に出て来て酸化して酸っぱいニオイがするんです。
一度、見つけるととってもわかりやすいニオイなんですけど・・・
これは、なかなか文章だけで説明してあげられません。
このうろっていうのは、カミキリムシなどの幼虫が木の幹の中でその幹を食べながら育ちます。
そして、中から出てくるときに穴ができるんです。
そこから樹液が出てきます。
樹液の出ている木を見つけたら、夜8時過ぎてその木を見に来てみます。
すると、カブトムシが止まっている可能性がありますよ。
カブトムシどころか、クワガタのいる可能性もあります。
今、夜って言いましたけど、お昼にもいる事があるらしいです。
僕は実際お昼にカブトムシを見つけたことがなくて、まだあなたに自信をもって勧める事ができないんですけど(笑)。
実際にカブトムシを見つけたら、そっと近づいて網で取るか指でつまんで取ります。
ただ、指でつまんでもカブトムシは簡単には木から離れてくれません。
ゆっくり、じわーっと剥がすように取るようにしましょう。
メスとオス1匹ずつ捕まえると、繁殖しますよ♪
もちろん、探しに来る時は安全な服装にしましょう。
長袖、長ズボン、軍手、帽子、虫取りあみ、懐中電灯など、必須です。
虫刺され予防のスプレーも忘れずに。
さらに、蛇にも注意が必要です。
お昼に雑木林に入る場合には、スズメバチも活動しています。
刺されない対策や、刺された時の対処法も知っておきましょう。
仕掛けやトラップなんてカブトムシ採集には全く必要ありません。
本当に簡単に見つけることができますよ。
僕としては、なぜカブトムシを採るのにわざわざトラップを作るのかっていうのは理解ができません。
しかも、それをそのまま放置している人を結構みかけます。
勘弁してほしいです。
まとめ
カブトムシを探すにはまず、夜8時を過ぎたら雑木林の近くの自動販売機を見てみること。
ほぼ、何をする必要もなく簡単に捕まえることができます。
ただ、いない事も結構多いので、早く捕まえたい時は雑木林の中でクヌギかコナラを見つけます。
樹液のしみ出した木を見つけたら、もう捕まえたも同然です。
夜の8時以降にその木を見に行ってみましょう。
絶対ではありませんが、いると思います。
ちなみに今日書いてあること、全部子供さんに任せてみるといいですよ。
子供さんが大人になった時、それがきっと役に立ちます。