毎年、何名かの方がハチに刺されて亡くなっています。
ハチの毒が直接の原因ではなく、ハチの毒に対するアレルギー反応が原因です。
このアレルギー反応は1回目でなく、2回目に刺された時に起こります。
この時のアレルギー反応をアナフィラキシーショックと言います。
なんとなくあなたも聞いたことがあるかもしれません。
とても恐ろしく命の危険もあります。
その為にはハチに刺されない方法を知っておくこと。
そして、刺された時にどうなるか、どう対処するかの知識を持っておくことが大事です。
特に今回1回刺された事があるという場合には読んで欲しい内容ですが、1回も刺されてないという場合でも予防策は同じなので、最後まで読んでみてください。
ハチに刺されない為の方法は?
アナフィラキシーショックになって命を落とさない為の最善の方法はアレルギー物質を体内に入れないという事です。
ここでは細かいアナフィラキシーショックについての説明はしませんが、ハチ毒に対して抗体ができているとハチに刺されてしまった場合に起こります。
という事は、一番最初にハチに刺されない対策を知っておく必要があります。
1つ1つ見ていきます。
●ハチの巣に近づかない
・基本的にハチには攻撃性がない
・巣に近づいた時に攻撃的になる
ハチの巣がある場合、その巣に近づかない事が一番の対策です。
ハチは巣を守るために攻撃をしてきます。
ハチの巣はこのようなところにあります。
○茂みの中
○大きな木の樹洞(うろ)
○鳥の巣箱
○小屋の軒先や天井裏
これだけではありませんが、実際にはとてもわかりづらいですよね。
知らず知らずの内に近づいてしまっているっていう事がほとんどではないでしょうか。
その場合、ハチの行動を確認します。
巣に近づいていくと、周りをグルグルと飛び回ります。
さらに、近づいてしまうと「いつでも刺すぞ」と言わんばかりに同じ場所で飛んだまま停止します。
そして、威嚇音の「カチカチ」という音を鳴らします。
この音は聞こえるかどうかわかりませんが、すでに危険信号と言っていいです。
もし、あなたが見逃さず、聞き逃さずにそれを確認できたら引き返すべきでしょう。
●身なりに気をつける
・ハチは黒いものを攻撃する習性がある。
黒色の服や髪の毛など、気をつけなければいけません。
白色の服や黄色い帽子などを被るといいです。
白系、黄色系の色を身に着けるようにしましょう。
・怒ったら色に見境はない。
残念ながら、巣に近づくなどして怒らせてしいまうと白だろうが、黄色だろうが刺してきます。
・肌の露出を避ける。
暑い時は大変ですが、肌の露出は危険です。
特にハチがいるような場所では、他の虫などに刺される危険もあります。
そのような場所(山歩きなど)に行くときには、長袖、長ズボン、手袋、帽子など着用するほうがいいでしょう。
当然、熱中症対策も必要です。
飲み物も忘れずに。
・ニオイに敏感
ハチはニオイにとても敏感です。
整髪料や香水などはハチを刺激してしまいます。
・汗・体臭にも敏感
いかんともしがたいですが、体臭にも敏感です。
前日はしっかりお風呂で体を洗うなどしておきましょう。
・超音波式の蚊よけも危険
まれなケースですが、ハチを興奮させ攻撃されるといった事例もあります。
●殺虫剤を持っておく
危険な場合に最終手段として、使いますが屋外での使用の効果は限定的です。
それよりも、その場をゆっくりと離れることが必要です。
●ハチに攻撃されたら・・
ハチは攻撃してくるとき、動く部分や肌の露出している部分を刺そうとしてきます。
手で払ったりすると、その部分を狙ってきます。
とにかく、その場を離れるようにしましょう。
●僕は家の中で刺された!
僕は洗濯物に紛れて入ってきたミツバチに刺されました。
通常、ハチは1匹で行動するときには攻撃性はありません。
しかし、僕は知らないうちにハチを踏んでいました。
そして、刺されたんです。
このように家の中や車の中に入り込んでしまう事があります。
こういう時は冷静に窓を全部開け、逃げ出すのを待ちましょう。
決して慌てて手で払ったりしない事です。
じっとして待ちます。
家の中でハチが天井の上の方にいて、逃げない場合は殺虫剤を使用します。
慌てない事が必要です。
ハチに刺された時の為には今から準備しておこう!!
もし、あなたが山歩きなどする場合、最悪を想定しておくことが必要です。
その為には、準備が必要です。
上で「ハチに刺されない為の方法」を語らせてもらいました。
しかし、刺された時も重要です。
その対処法を知って置くことも重要です。
1回目の場合や部分的な処置の場合はこの記事の中に詳しく書いてありますので、見てみてください。
もし、あなたがこれまでに1回でもハチに刺されたことがあるなら、まず病院で抗体検査を受けてください。
ハチ毒の抗体があるかどうかを判定してもらいます。
もし、あった場合はアドレナリンの自己注射器(エピペン)を処方してもらいましょう。
使用方法は病院でよく確認してください。
ハチに刺されてアナフィラキシーショックが起きてしまった場合に使用します。
面倒かもしれませんが、これもあなた自身の命を守るためと思って行動しましょう。
それでも刺された時の対処法は?
いくら、刺されない努力をしたとしても、刺されてしまう時はあります。
その時はこの記事を参考にしてください。
もし、アナフィラキシーショックが起こってしまったら医師に処方してもらった「エピペン」を使用します。
エピペンがなくても焦らずに。
そして、救急車を呼びましょう。
このとき、頭の方を低くしてあおむけに寝て待ちます。
あまり動くことなく安静にします。
まとめ
ハチ刺されは2回目以降は気をつけないといけません。
1回でも刺されたことがある場合は抗体検査をして方がいいかもしれません。
これもあなた自身の命を守る為と考えると難しいことではないと思います。
せっかくの楽しいハイキングや山歩きが一瞬で壊れてしまうなんて嫌ですよね。