腕時計の機構(ムーブメント)については以前、このブログの記事で説明しました。
腕時計初心者でもわかる機械式の自動巻きや手巻きとクォーツ?
世界の腕時計好きの人たちが大好きな機械式自動巻き腕時計。
今回は、その魅力を知るために使い方や修理について説明していきます。
自動巻き腕時計とは?
機械式腕時計には手巻き式と自動巻き式があります。
両方とも、機械の中にあるゼンマイが緩む力を利用して動いています。
そして、そのゼンマイを巻き上げる方法によって手巻き式と自動巻き式に分けられます。
手巻き式はリューズを巻いてゼンマイを巻き上げます。
これは、ほぼ毎日行わなければならない為に手間がかかりますね。
ただ、この作業が好きっていう人ももちろんいるんですよ。
そういう人におすすめなのが、手巻き式になります。
そして、この作業をなくしたのが自動巻き式(オートマチック)といいます。
どうやって自動で巻きあがるのかといいますと、ローターっていう扇形の部品が付けられているんです。
それが、手の動きによって動きます。
その動きを利用することによってゼンマイが巻き上げられていきいます。
このシステムの機構を自動巻きムーブメントと言います。
僕もはじめは時計は電池が無いと動かないものだと思っていました。
しかし、腕時計の事を知れば知るほど機械式ムーブメントに憧れ、そしてさらに、自動巻き腕時計の魅力に引き込まれて行きました。
もちろん、電池式(クォーツ)の腕時計にも大きな魅力があります。
それは、時間が正確という事です。
そして、価格もお手頃という点です。
機械式の腕時計がなぜ高額なのかという事なんですが・・。
この腕時計を作るときは、とても手間のかかる作業だからなんです。
電池の力を借りることなく、機械の動きだけで時計を動かすことができるっていうのは人間の英知を凝縮したシステムなんです。
熟練の職人たちが小さな部品に集中し、組み上げていく姿を想像してもらうとよくわかるでしょう。
しかも、スイスの人件費が高い!
さらに、国内生産に強いこだわりを持っていて安い部品を良しとしない。
そんな事情があるんです。
ですが、やはり1本持ってみたいですよね。
むしろ、こういう話を聞くとますます、欲しくなってしまいますよね。
敢えて、機械の動きがわかるようにスケルトン式になっている時計もあるくらいです。
実はこれ、結構ありますよ。
自動巻き腕時計の使い方
使い方としていますが、実は簡単。
毎日、腕につけておけばいいだけです(笑)。
すると、腕が動いている間は時計が止まることはありませんね。
しかしながら、ずーとっていうのが難しい人もいるかもしれません。
あなたのようなサラリーマンの方でしたら、土曜日、日曜日や祝日には時計をつけずに置きっぱなしっていう事もあるかもしれません。
そうなると、ゼンマイが緩み切ってしまい時計が止まってしまいます。
その時は、腕をおりゃーっと振るっていう人もいます。
が、ここはスマートにリューズを巻き上げましょう。
そういうのも一つ楽しさの要因なんです。
あ、それと、腕に巻かずに置いておく時の注意点があります。
高いところに置かない。
落ちたら壊れます(笑)。
実際に壊れたら笑い事じゃないですけどね。
パソコンやスマホの近くに置かない。
腕時計は磁気を極端に嫌います。
磁気を帯びてしまうとそれだけで修理が必要になってしまいます。
そして、大事なのはメンテナンスです。
メンテナンスはおそうじ程度なら自分でもできますが、修理やオーバーホールとなるとちゃんとプロにお願いしないといけません。
自動巻き腕時計修理するときは?
この自動巻きムーブメントの腕時計、実はメンテナンスをしっかりと行えば一生使えます。
ゆくゆくは子供に継承なんて事も可能なんです。
もちろん購入したお店に持って行ってこのメンテナンスをおこなってもらうわけなんですが、この事をオーバーホールと言います。
自動巻き腕時計を持っている人にとっては必要経費として考える事なんです。
どのくらいのタイミングでこのオーバーホールを行うかと言いますと、およそ4年に1回はやった方がいいです。
買ったお店に持って行けない場合は、近くの時計店でもやってくれる場合があるので問い合わせてみるといいでしょう。
また、ネットの中でもオーバーホールを行ってくれるところがあります。
ちゃんと無料見積もりから行ってくれるの安心して依頼してみてください。
もちろん、壊れた時の修理も依頼できます。
こういったところを1件知っておくと安心ですよね。
まあ、まずは時計を持つこところから始めないといけないですね(笑)。
まとめ
自動巻き腕時計の魅力をわかっていただけましたか?
あなたが本当に自動巻き腕時計を欲しいなって思っていただけただけでも僕は嬉しいです。