「日焼け止めを塗っても、焼けてしまうんです。」
「日焼け止めを塗ったら白浮きしてかっこ悪いんです。」
こういう悩みがよく届きます。
塗り方にはちゃんとコツがあります。
顔には顔の、体には体の塗り方があるので、紹介していきます。
日焼け止めの塗り方にコツはありますか?
よくこういう質問を受ける事があります。
コツはありますけど、実はそんなに難しいコツではありません。
みなさんがよく失敗してしまうのは、まずは「商品選び」
そして、「量を間違っている」、「ムラがある」という事です。
日焼け止めっていろんなものが発売されています。
この記事の中で特にどの商品をっていう紹介をするわけではないのですが、「SPF20」「SPF50」や「PA++」「PA++++」っていう表示を見る事ができると思います。
この表示によって、使える時間や日焼けを防ぐ力が変わってきます。
簡単に言うとPAはUVAというメラニン色素に影響する紫外線をカットする力です。
これを防御する力が強ければ、肌を黒く日焼けさせてしまうメラニンへの影響を少なくします。
SPFはUVBという紫外線をカットできる時間と考えてもらうといいでしょう。
ですから、場面場面で使い分けないといけませんね。
SPFは数値が大きいほど、UVBをカットする時間が長い。
PAは「+」の数が多いほど(4つまで)防御力が高い。
という事になります。
まずは塗り方よりも前にそこを気を付けるようにしましょう。
「量を間違っている」
その商品ごとに1回に使う量の規定が書いてあります。
それよりも少ない場合や多い場合があります。
少ない場合はやはり薄すぎて効果も薄くなってしまいます。
そして、多すぎる場合は白浮きしてしまいます。
こういう人は時々海水浴で見かけます。
塗ればいいっていうもんでもないです。
そうではなく、規定の量をまんべんなく塗ることが重要です。
「ムラがある」
自分はしっかりと全体に塗っているつもりなのに、塗り忘れていてそこが日焼けしてしまうっていうパターンです。
実はこれが一番多いんです。
日焼け止めは塗りのばすと透明で見えないので、どこに塗ったかがわからなくなってしまいます。
なので、忘れてしまうんです。
しっかりとまんべんなく塗る方法をこの後に顔と体に分けて紹介します。
「日焼け止めが剥がれてしまう」
剥がれるという表現も変ですね。
でも、海水浴や汗などの水分によって、そしてタオルでゴシゴシと拭いた場合にも落ちてしまうんです。
水分によって落ちてしまうという事への対策は「ウォータープルーフタイプ」という種類の日焼け止めを使うとある程度予防できます。
これなら、海水浴や汗をかくスポーツの場合でも安心です。
ただ、どんな場合でも「塗りなおし」が必要になります。
塗りなおす時もポイントで、水分を拭き取ってから塗りなおすようにしましょう。
およそですが、2時間に1回くらいの割合で塗りなおすべきです。
塗り直しの時にはスプレータイプを使用するのがとても便利です。
「塗ってからすぐ効果は出ない」
これも、よくある勘違いです。
日焼け止めは塗ってから30分くらいは効果が出ません。
塗って肌に浸透してから効果を発揮するようにできています。
なるべく早めに塗っておくようにしましょう。
日焼け止めの塗り方顔には?
顔にムラなく日焼け止めを塗るのって簡単そうで意外とできてない場合がおおいんです。
逆に塗りすぎて白く浮いちゃったら最悪ですね。
まず、塗り忘れの多い部分は「耳」、「首から襟元」、「袖まわり」、「うなじ」、「腕のうしろ」、「足の甲」などです。
そこは意識をして、塗っていくことが大事です。
「顔の塗り方」
それでは、顔への塗り方です。
②日焼け止めを5か所につける:「右ほほ」「左ほほ」「おでこ」「はな」「あご」
③内側から外側に向かって塗り残しが無いように意識しながら塗りのばす
④首筋に塗る
⑤耳から首筋、耳の後ろ側、うなじから襟元という具合に上から下へ塗る
「絶対に日焼けしたくない!!」
っていう時はもう一度繰り返しましょう。
日焼け止めの塗り方体には?
続いて体への塗り方です。
「腕」
②肩の方から順番にらせんを描くように手首まで塗りのばす
③内側も肩から手首に向かってらせんを描くようにぬりのばす
④手の甲や指の間にもなじませる
⑤反対の腕にも①~④を行う
「足」
②太ももから順番に足首に向かってらせんを描くようにぬりのばす
③足の後ろ側や内側も同様に上から下へらせんを描くようにぬりのばす
④足の甲や指の間になじませる
⑤反対の足も①~④を行う
「背中」
背中は一緒にいる人に塗ってもらうのが一番です。
ですが、どうしても恥ずかしい場合もあって一人で塗らないといけないというシーンもあるかもしれません。
そういう時には「スプレー式の日焼け止め」が特に便利です。
背中に向かってプシューってするだけでいいので、1つ持っておくのがいいです。
まとめ
この動画を見ると簡単にわかってもらえるのではないでしょうか?
ポイントは塗り忘れをしないように、耳や襟元、うなじなどよく意識をしながら塗っていくっていう事が大事です。
そして、1回にたくさんの量を手に乗せるのではなく適量(およそティースプーン1杯程度)にする事です。
それでは、これで塗り方をマスターしてバッチリ日焼けでお出かけしてくださいね。