母の日に子供のプレゼントで、ミニバラがプレゼントされる事が多くなっています。
せっかくの子供からのプレゼントなので、できることならちゃんと育てたいですよね。
大丈夫です。
ミニバラは初心者の方でも、結構簡単に育てることができるんです。
プレゼントではなく自分で買って育てる方もいらっしゃるくらいファンの方も多いです。
その魅力は、たくさんの花をつけること。
あなたも、お花をちゃんと育てたことないから心配と思っているかもしれませんので、ここで解説していきますね。
ミニバラの育て方は初心者でも簡単!
まず、なぜ簡単かっていうことなんですけど、ウチでも実は子供から母の日のプレゼントでもらった妻が育てようとしていたんです。
最初はネットで調べて「あーでもないこーでもない」ってやっていたんですが、段々面倒になってきたのか米の研ぎ汁を水やりとしてやっていただけになってしまったんです。
ちなみに子供たちからのプレゼントは3年前の母の日。
最初のウチはかわいらしい花が少しづつだけ咲いていたんですけど、今年に入ってなぜかたくさんの花を咲かせているんですよ。
「何か特別な事したの?」
と妻に聞いても
「何もしてないよ。」
との答えでした。
ベランダでほぼ放っている状態なんですが、それでも咲くなんて花って強いですよねー。
と、ここまでまさにド素人の花の育て方なんですが、本当はもっとちゃんとすればもっと強くたくさんの花を咲かせてくれるんです。
まず、最初が肝心なんです。
たぶん、もらった時にはすごく小さな鉢に入っていると思います。
それは実はよくないんですよ。
何がよくないかと言うと、バラっていう花はミニバラも含めてなんですけどすごく根を張る植物なんです。
何本かの株になっているとも思いますので、それを一株一株分けて大きすぎるくらい大きな鉢(深さ25㎝以上)に一鉢一株という具合に小分けにしてあげます。
その作業がまずもって最初なんです。
ミニバラの育て方で鉢植えの場合はどうする?
さて、その鉢植えのやり方です。
まず、買って着た状態のミニバラを鉢から土ごと出します。
根がからみあったりしていますので、丁寧に根を傷つけることのないように一株一株を小分けにしていきます。
複雑に絡み合っている場合は、バケツに水を入れて水につけながらほぐしていくと比較的ほどけやすくなります。
そして、一株一株が小分けにできたら、その一つ一つを一鉢一鉢に分けて植えていきます。
このときの土は草花用の培養土かバラ用の土がありますので、それを使います。
鉢底に1cm位の鉢底石を入れて、その上に5㎝位培養土を入れたら、バラ用の肥料をまき、土と混ぜ合わせておきます。
その上に培養土を2cmほど入れたら苗をいい位置にセッティングし、周りに培養土を入れます。
土は鉢の最上部より1cm以上少なめに入れます。
水やりをするときに必要な空間なので、開けておきましょう。
肥料が根に直接触れると根が傷んでしまうことがあるので、元肥を混ぜ合わせた土の上に、元肥を混ぜ合わせていない土を置いてから苗をセットするのを忘れないようにします。
植えつけ後は鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水やりをします。
苗がグラグラするときは支え棒を挿しておきます。
鉢植えの方法はこんなところです。
また、バラを元気に育てていくには、日当たり・水・肥料は欠かせません。
どれも、たっぷりと与えるようにしましょう。
鉢植えでずっと育てていると、鉢の中が根で一杯になったり、土の栄養分が足りなくなってきます。
2~3年ごとに、冬、十分に寒くなってから植え替えするようにしましょう。
冬であれば、根をいじってもバラは枯れないので、汚くなった土や根を切り落とし、新しい土に植え替えます。
鉢はそのままでも、一回り大きくてもかまいません。
根の生育状態に合わせて、ゆったりとした大きさのものに植え替えます。
ミニバラの病気の予防と治し方は?
バラはミニバラも含めて病害虫が付きやすいので、おかしいと思ったら鉢を外して根の状態を確認するようにしましょう。
ヨトウムシやカナブンの幼虫が潜んでいることもあります。
地上部分も葉を食べる虫が付きやすいのでチェックが欠かせません。
葉を食べる虫は殺虫剤が効きにくいものが多いので、見つけたら葉っぱごと取り除いてしまいます。
丸裸になったとしても、虫に食べられ続けるよりも元気によみがえりやすくなります。
アブラムシなどの殺虫剤が効きやすい虫はオルトランやベニカスプレーなどで予防し、それ以外の虫をテデトールで対処して、虫退治に明け暮れることのないようにします。
うどんこ病なども、ベニカスプレーがよく効きます。
うどんこ病を見つけたらたっぷりベニカスプレーをかけておけば対処できますが、深刻な時は病巣を丸ごと取り除いた方が他に感染しにくくなります。
使った後のハサミはよく洗って乾かしておくといいですよ。
まとめ
いかがでしょうか?
読むだけだと、少し面倒だなーと思ってしまうかもしれませんが、意外と簡単ですよ。
せっかくの子供からもプレゼントですし、大事に育てていきたいですよね。
鉢植えは一鉢に一本が基本です。
植え替えするときには根を傷つけないように行いましょう。
病気の時は根の確認をし、幼虫などがいないかをチェックします。
葉っぱにも幼虫がついたりしますので、気を付けましょう。
それでは、毎年長い期間楽しませてくれるミニバラの可愛らしさを楽しんでくださいね。