母の日は実は世界共通ではありません。
国によって由来も大きく違いますし、母の日の日にちすら違います。
たくさんの由来がありますが、ここでは日本での由来を中心に紹介していきます。
ちなみに5月5日の「子供の日」は
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」
とされているんですね。
母の日の由来でいつどこから始まったのか知りたい
日本の母の日の起源となっているお話しはアメリカにあります。
1860年代のアメリカ南北戦争の時代。
敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するために地域の女性を結束させたアン・ジャービスという方がいました。
そのアン・ジャービスが亡くなった2年後の1907年5月12日その娘の少女アンナ・ジャービスが亡き母親を偲び、母が日曜学校の教師をしていた教会で追悼会を開き、母親の好きだった白いカーネーションを祭壇に飾って亡き母に贈りました。
このことが発端となり、1908年5月10日にアンナの友人やその母親が同じ教会に集まり、母親の大切さを想う日として、最初の「母の日」を祝いました。
その時にアンナは出席者に白いカーネーションを配りました。
今でも、母の日にはカーネーションが象徴となっています。
そして、アンナが友人に「母の日」を国中で祝おうという呼びかけをして、
されました。
母の日の由来で日本は?
日本ではそのアンナ・ジャービスからのメッセージがあり、そのメッセージを受けた女性宣教師の働きかけで「母の日」のきっかけが作られました。
その後、母の日を決めようとするもののなかなか定着せず、実際に定着したのは戦後の1949年頃です。
アメリカに倣って、5月の第2日曜日に行われるようになりました。
日本でも、アンナ・ジャービスの話にちなんでカーネーションを贈っていますね。
一般的に白いカーネーションは亡き母に贈り、赤いカーネーションは健在なお母さんに贈ることで定着しています。
ですが、現在は様々な色のカーネーションに加えて、バラやチューリップなどの様々のお花を贈るようになっています。
また、お花だけではなく、スイーツなどの食べ物、ファッション小物などお母さんの実際の嗜好に合わせて贈るように変化してきています。
これは、商業的な要素が大きいと言えます。
「母の日に何を贈ると喜ばれるかわからない」
という悩みがみなさんから聞かれるような時代になってきましたね。
贈る側からすると、みんな揃ってカーネーションであった方が選ぶ苦労はありませんでしたが、母親に感謝しようという気持ちは今も昔も変わっていません。
子供に読み聞かせる為の絵本はある?
母の日の由来を知ってみるとすごくいい話なんですよね。
そこで、できれば自分の子供にもその話を知って欲しいというあなたに母の日の由来を知った子猫たちがお母さん猫の為に贈り物を探しにいく物語があります。
その絵本を紹介しておきたいと思います。
価格:1,296円 |
いい話は子供にも幼い頃からしっかりと読み聞かせてあげて、心を育ててやりたいですよね。
まとめ
日本では、アメリカの由来に端を発します。
少女の呼びかけから始まった母の日。
白いカーネーションが好きだった母への贈り物。
母への想いがつよく感じられますよね。
母の日にお母さんにプレゼントする場合には、日頃の苦労にしっかりと感謝をしたいものです。