大掃除は1年の行事でも、締めくくってお正月に神様をお迎えする為の
大事な行事です。
とは言っても、なかなかに面倒なもんです。
そんな時に子供が家で騒いでいたり、遊んでいたりするとイライラして
きますよね。
うまく解決する方法ってあるのでしょうか？
大掃除を子供にお手伝いはさせるべき？邪魔？
大掃除に限らずといっていいかもしれませんが、掃除する時に子供が
いると邪魔ではかどらないから旦那に「子供連れてどこかに出て来て」
ってお願いする方もいるのではないかと思います。
はたして、本当に子供って掃除の時は邪魔者なのでしょうか？？
確かに、あなたが掃除している部屋で子供が入ってきて遊ばれたり
せっかく片付けたおもちゃをすぐにひっぱり出されたりすると
邪魔者以外の何物でもないですね。
ただ、子供を邪魔者扱いしている間は子供もいつまで経っても邪魔者
のままです。
せっかくの大掃除の機会なので、ここは「子供の手も借りたい！」
っていう事で一つ子供にとっていい習慣を作り上げてみてはいかがでしょうか？
大掃除をお手伝いをさせる事によって日頃のお母さんの気持ちを子供も理解してくれます。
また、自分が掃除をしたから綺麗なままで維持したいっていう気持ちも生まれます。
ウチの中でよく飛び交うあなたの怒声「出したら片付けなさい！！」はこういう気持ちを
持たせないとなくならないでしょう。
ですから、今回の大掃除では子供にできる事を与えてやって、協力して家の中を
綺麗にしていきましょう！
大掃除の時子供に何をさせる？
それでは、子供にどんな事をさせたらいいのか見ていきましょう。
●いるものといらないのもを分けてもらう
いくら、散らかっているとはいえ、子供の物を勝手に親が捨てるのは
よくありません。ですが、おもちゃ箱からはみ出たり、まったく使ってない物
が入っていたりすると片付ける場所がなくなって、散らかる原因にもなります。
そこで、まずはいるもの専用の箱といらないもの専用の箱を用意してあげて
そこに分けてもらいます。
そうやって分けたものに対して、あなたも旦那さんも「本当にいらないの？」
とか声かけないようにしましょうね。そこで「やっぱりいる」となると
子供の方で選べなくなってしまいます。
こうやって子供が自分で仕分けして「いるもの」に入れた方は子供にとって
すごく大切なものなので、大事にするようになります。
●机の上の整頓
子供に「机の上を整頓しなさい」と言うと、本当に机の上だけを綺麗にしようと
します。机の上にあるものをとにかく適当にこの辺かなっていうところに
放り込んでいきます。それだと、一時は綺麗になっていてもすぐにまた乱雑に
なっていきます。
ですから、机の中までキチンと整理整頓することが大切です。
テプラでもマスキングテープでも構わないので、どこに何を入れるかを貼って
おくと子供にとっても片付けやすくなります。
さすがに子供にテプラやマスキングテープに書いて貼ってそこに入れなさいと
少し、年齢の大きな子供でないと難しいでしょうからお母さんかお父さんが
貼ってやります。
常に片付ける場所が決まっていると子供は片付けやすいものです。
これって、実はすごく大事な事なんですよ。
大人になっても整理整頓できない人はたくさんいます。
そういう人は決まっていい仕事もできません。
子供の内にしっかり身につけておきたい習慣ですよね。
●子供部屋の掃除
机の上はすでに整理整頓されているでしょうから、はたきかけ
机の上の拭き掃除、窓ふき、掃除機。
これを子供たちにやってもらいます。
ただ、小さいお子さんの場合は掃除機など無理っていう場合もあると思います。
そういう時は拭き掃除やはたきだけでも構いません。
できることだけやってもらいましょう。
●玄関の履き掃除
玄関は靴や他の物が置いてあったりします。
まず、履き始めるのではなく全部避けてから履かせるようにします。
履き終わったら、ちゃんと整頓して置いてもらいます。
普段、家に帰った時子供ってポーンと靴を脱ぎ棄てて家に上がったり
しますよね。
こうやって自分で靴をキチンと並べることによって普段からちゃんと
脱いで揃えようっていう習慣がついてきます。
また、全部を一回避けてからの履き掃除という事で、段取りの仕方も
頭に入ってきます。
ことわざにも「急がば回れ」と言いますが、こういう場面って大人になって
もできない人ってできないんです。
目の前の事からやろうとして効率の悪い仕事ばかりしかできなくなってしまいます。
仕事をする時には段取りや優先順位をつける能力が必要です。
こういった掃除の中から学びの一つになっていけたらいいんじゃないでしょうか。
●拭き掃除全般
ここまでやってもらって、お母さんお父さんの掃除がまだ終わってなかったら
今度は手伝ってもらいます。
・床の雑巾がけ
・テーブル拭き
・窓ふき
などなど・・・。
親子が一緒の時間に掃除を終えるようにできるといいですね。
大掃除で子供のやる気を引き出す方法。
子供のやる気を引き出す方法は2つあります。
1つは「怒らない」 、もう1つは「褒める」という事です。
言葉は簡単ですね。
ところが、実践するのは難しいです。
ボクもあなたの気持ちはよくわかります。
どれだけ怒らないようにしようと思ってもついついイライラして
怒ってしまいます。
そこは深いふかーい深呼吸をして何とかこらえましょう。
怒られてしまうと掃除は面白くないものだって思ってしまいます。
また、子供にとってお母さんやお父さんから褒められるととっても
嬉しいものです。
ですから、少々「綺麗になってないな」って思っても「綺麗になったじゃん」
「ありがとう」って少しオーバーなくらいでもいいので喜んであげましょう。
子供たちはお母さんとお父さんの喜ぶ顔は大好きです。
どんどん掃除してくれますよ。
まとめ
普段、なかなか子供に掃除や整理整頓をさせるのって難しいですよね。
ついつい声を荒げてしまったりして、親としてもストレスが溜まって
しまいます。
大掃除を機会に子供たちの自主性と日常の整理整頓の意識を育んで
いくと家庭内でできるちょっとした教育にもなります。
また、大掃除を家族全員ですることによって連帯感も生まれること
でしょう。
あなたの家庭でも実践して楽しく大掃除をやってみましょう！
