掃除の時にクエン酸を使うと環境にもやさしく
お財布にもやさしいのですが、どういう汚れに使えるのか
使えないものはあるんでしょうか?
お掃除で役立つクエン酸、その効果は?
クエン酸は「酸」とあるように酸性です。
お掃除の基本は汚れの性質に対して、反対の性質のものを使って
中和させて落とすのが基本です。
なんとなく、難しい言葉になってしまいましたが
クエン酸はアルカリ性の汚れに効果を発揮します。
アルカリ性の汚れにはどんな種類があるのでしょうか?
●水垢
水に含まれるミネラル分が固まってしまってあとになったもの。
・シャワーヘッド
・蛇口
・シンク
・浴槽
などなど・・・・。
●尿による汚れ
尿に含まれるアンモニアはアルカリ性です。
トイレの尿石や黄ばみ等に使えます。
アンモニア臭に対しての消臭効果もあります。
●石鹸の汚れ
お風呂場や手洗い場によくついてしまう石鹸汚れにも
効果を発揮します。
●抗菌・防カビ
細菌の繁殖や、カビの発生を防ぐための手段としても
使えます。
お掃除に便利クエン酸の上手な使い方
クエン酸がどんな汚れに効果があるのかはわかってきました。
それをどのように使ったらいいのでしょうか?
●クエン酸スプレー
分量は水1リットルに対して、クエン酸おおさじ1杯を混ぜます。
それをスプレー容器に入れて使います。
水垢など気になる場所にシュシュとふきかけます。
その後、布やキッチンペーパーなどを使ってふき取ります。
ふき取って、さらに水垢にならないよう乾拭きをします。
水垢が気になるところはお風呂場のシャワーや蛇口、鏡
また、シンクでも水垢はこびりついていますよね。
なかなか簡単につるっと取れる汚れではありませんが
スプレーで毎日簡単にシュシュっとふってふき取るだけで
落ちていきます。
だまされたと思ってやってみてくださいね。
● 粉のまま使う
スプレーだけだと簡単に落ちない汚れがあります。
それが石鹸汚れや尿石やトイレの黄ばみです。
これも予防的な使い方であればスプレーで十分使えます。
ですが、時間が経ってしまってこびりついてしまった尿石や黄ばみ
は簡単には落ちません。
ですから、粉をそのままふりかけ、少しだけ水分を含ませてしばらく放置します。
1時間から2時間くらい経ったら、汚れが浮いてきますので磨きます。
これでも、1回では綺麗になることはないので、何回かに分けてやればいいかと
軽い気持ちでやってみてください。
必ず、最後はピカピカの新品みたいなトイレになります。
●排水口のつまりには重曹と共同戦線で
排水口が詰まった場合はまず、重曹を粉のままふりかけます。
次に濃いめのクエン酸水を流します。
すると化学反応を起こしてブクブクと泡がでます。
安心してください。その気体は二酸化炭素なので吸い込んでも大丈夫です。
そのまま30分間放置したあと、水で流します。
すると、無事流れるようになっています。
お掃除のクエン酸その注意点
●クエン酸で落とせない汚れは?
油汚れは皮脂汚れなどはクエン酸では同じ酸性の成分になってしまうので
落とすことができません。
また、カビは落とせません。ただ、予防はできます。
●使ってはいけないことがある?
塩素系の洗剤と混ぜてはいけません。
嘘偽りなく命の危険がありますので、絶対に混ぜないようにしてください。
塩素系で有名なのはカビキラーです。
お風呂を掃除するときは十分注意してください。
大理石の掃除に使ってはいけません。
大理石はアルカリ性です。使ったら溶けてしまいます。
鉄や銅に使ってはいけません。
錆ついてしまいます。
●目に入らないように気を付けましょう。
とにかくしみます。ボクは経験者なのでわかります。
気を付けてくださいね。
まとめ
クエン酸の得意な汚れはアルカリ性。
重曹の得意な汚れは酸性。
この二つをうまく利用すれば洗剤いらずです。
色んなところをピカピカにしていきましょう!