5月5日って子供の日ですね。
端午の節句って言って年中行事の内のひとつです。
男の子のお祝いの日になります。
で、僕は食べる事が大好きなので端午の節句に食べる食べ物の意味を書きます。
せっかく、子供の日に食べるものに意味があるならその意味を知っておきたいですね。
子供の日に食べるものの意味は?
子供の日=端午の節句は男の子のお祝いの日です。
食べ物もそれにちなんだ意味を持つものが多いです。
勝負事に勝つとかですね。
武士の子供が戦に勝つようになどなど。
食べ物だはありませんが、菖蒲=勝負みたいなことがあったりします。
まず、この日に食べるものとしてすぐに思い浮かぶのはちまきか柏餅です。
関東では柏餅、関西ではちまきと言われていますが・・
柏餅とちまきは端午の節句に食べるものの中でも、大きな意味が込められているので、下でちゃんとした説明をします。
もちろん、他にもいろんなものを食べる風習があります。
以下のように、端午の節句に食べる食べ物には大きく強く立派に育ってほしいという意味が込められています。
●カツオ
カツオ=勝男にかけています。
代表的な料理:カツオのたたきなど
●ブリ
ブリは出世魚と呼ばれます。
大きくなるとともに名前が変わっていくお魚です。
ブリが一番成長した大人になります。
子供にも出世して立派な大人になって欲しいという意味が込められています。
代表的な料理:ぶりの照焼
●たけのこ
たけのこは竹になるまでの成長が早く、すくすく伸びる、成長するという意味があります。
代表的な料理:天ぷら、若竹煮、木の芽和えなど
子供の日にちまきを食べる意味は?
では、ちまきはどうでしょう。
これまでのものとは少し意味が違うんです、実は。
ちまきには中国に起源があります。
って言っても、中国のちまきと日本のちまきは味も見た目も別物と言っていいですけど。
起源は一緒です。
中国の大昔、屈原(くつげん)という優れた詩人がいました。
屈原は政治家としても優れていて、王様にも信頼されていました。
しかし、その王様が死んだ後に追放されてしまいます。
屈原は失意の末に、川に身を投げて死にます。
その日が5月5日だったと言われています。
その命日に、村人たちは屈原の死を悼んで、また竜神に遺体を取られないように竜神へのお供え物としてちまきを川に投げ入れました。
このことから、端午の節句に、ちまきが食べられるようになったと言われています。
その伝説ごと日本に入ってきたのが、中国の三国志頃の時代です。
これが日本でも、同じようにちまきを5月5日に食べるようになった由来です。
子供の日に柏餅を食べる意味は?
柏餅はちまきからの派生になります。
柏の葉に包まれているので、柏餅というのはあなたもご存じかと思います。
柏に葉は新しい葉ができると、古い葉が落ちる。
逆に言えば、新しい葉ができなければ、古い葉は落ちない。
このことから、永遠に続く家系の流れを意味しているんです。
つまり、子孫繁栄を意味しています。
ちなみに桜餅の葉っぱって塩味が効いていて美味しいですよね。
じゃあ、柏餅の葉っぱは?
って思ってしまいます。
すでにできた柏餅をスーパーで買うと、キレイな濃い緑色をしています。
これって生の葉っぱっていう証拠です。
だから、たべられません。
家庭で作るものは、先にお餅を葉っぱで包んで蒸すという作り方なので、食べられると言えば食べられます。
ただ、これも香りつけの為にされていることで、食べる為のものではないんです。
知っておくといいですよ。
古来から葉っぱは食器の代わりに使われてきたので、そういった意味合いも強いのです。
まとめ
子供の日に親が子供に願う事なんて、どこでも一緒です。
ただ、元気に強い子に育って欲しい。
その1点につきます。
それは昔も今も変わりがありません。
あなたもできる事なら、そういう思いに身を馳せながら、今年の子供の日にはカツオやブリ、たけのこ、柏餅なんかを食べてみるのもいいですね。