「着物初心者で全く分からないけど着物を買いたい!」
レンタルで実際に着てみたか、茶道やお琴など「和」の習い事をしているか、はたまた他の人が着ているのを見てうらやましく感じたか。
いずれにしても、着物を着てみたいというあなたの気持ちはとてもうれしいので、大事にしたいです。
そこで、あなたが着物を選ぶ時に失敗しない為に必要な知識とその目の養い方を教えます。
着物の初心者の賢い選び方とは?
まずは、着物の用途を考えます。
これは簡単に言ってしまえば、
「あなたがなぜ着物を欲しいと思いましたか?」
という質問みたいなものです。
例えば、あなたが「和」のお稽古事をやっていて、着物が欲しくなったということであれば、その稽古の時に着るためなのか、発表会で着るためなのかで選ぶ着物の種類も変わってきます。
また、レトロな街の散策が趣味で着物を着て歩いてみたくなったという人にも、そういう場面の着物を選びます。
その他にも、様々な場面があります。
まずはあなたがどういう場面で着物を着たいかという事を整理しておきましょう。
着物の種類についてはこちらの記事を見てください⇒着物の初心者が恥ずかしくて聞けない知識は?種類と小物は?
●結婚を機に
結婚すると、未婚時代に着る着物とは違う着物になります。
昔であれば、お母さんからもらって嫁に行くという考え方でしたが、現在はそういう家庭も少なくなってきています。
ご主人の会社の上司との社交や親戚などとの親交の場や友人の結婚式、子供の入学式や卒業式にと着物を使う場面も出てきます。
ということで、結婚を機に用意したいのは使い道の多い付け下げか、柄のシンプルな訪問着です。
こういったセミフォーマルの着物は様々な機会に着ることができ、大変重宝します。
●「和」のお稽古に
お稽古の時に着るのは、顧問や紬などの普段着用の着物で構いません。
しかし、お茶席、お茶会、発表会などでその時に着る着物が変わります。
お茶席の場合は詫びの精神を反映する控えめな着こなしを意識し、シンプルな着物を揃えます。
お茶会では、一つ紋付の色無地です。
帯によって各を上げることもできるので、初めて用意する着物としてもちょうどいいと言えます。
日本舞踊、邦楽などの発表会は華やかな雰囲気の付け下げや訪問着で彩ってみるのもいいでしょう。
●特別なお出かけに
久しぶりの友達と一緒に食事や、デートなどの時は落ち着いた柄の付け下げやシンプルな訪問着がおすすめです。
きもの好きのお友達とショッピングなどのお出かけには小紋や紬がぴったりです。
このように、場面に合わせて着物を選ぶようになりますので、しっかりあなたの中で整理しておきましょうね。
着物の初心者が失敗しないためには?
初めて着物を買おうとする場合に、お店に行って店員さんに声をかけられて気持ちを乗せられて衝動買いしてしまうのが一番失敗してしまうパターンです。
しっかりと欲しい着物の予算を決めることが大切です。
予算を決めるためには、まずやるべきことは雑誌やインターネットで自分の求めるものが大体どのくらいの価格なのかをチェックしておきましょう。
着物は高額な買い物になってしまいますので、しっかりと値段を調べておくようにしましょう。
お店もいろいろなお店に行くようにしましょう。
すると、そのお店の得意分野がわかってきます。
店員さんも売り込むことだけを考えるのではなく、あなたのことを考えて納得のいく説明をしてくれるところもたくさんあるので、そこを見つけるようにしてください。
デパートの売り場には価格もちゃんとついていますので、わかりやすいです。
着物の初心者が必要な知識とは?
ある程度、価格や着物の種類などの情報がわかってきたら今度は実際に着物を見る機会をたくさん持ってください。
画像や雑誌だけではなく、展覧会などに赴くなどして様々な色やつや、柄にで目を養っていきます。
これを何度か行っておくうちに、あなたの欲しい着物のイメージにどんどん近づけていきます。
先ほども書いていますが、デパートの売り場にも出かけて行って、さらに目を養い欲しい着物を絞りこんでいきます。
そして、最終的に予算と自分の欲しい着物の予算との差を考えて、いつ、どこのお店でいくらで購入するかを決めます。
するとあなたも失敗をする事なく着物を購入することができます。
まとめ
最初は自分がどんな場面で着物を着たいと考えているのかを考えます。
それによって、着物の色、柄、種類を絞っていきます。
そして、ネットや雑誌である程度の価格を調べて実際の店舗を見て予算を決めていきます。
次に、展示会やデパートの売り場などに積極的に足を運んで着物を見る目を養っていきます。
そこで、どんどんあなたの欲しい着物のイメージに近づけていきます。
最終的に、いつどこで買うのかを決めます。
どうか、あなたがいい着物に出会えることを心より願っています。