毎年、春休みに子供たちと一緒にドラえもんの映画を見に行きます。
そして、毎回思う疑問が一つありました。
それが、今回のなぜ出木杉くんはのび太たちと冒険しないのかという事です。
これって、あなたも知りたくないですか?
ドラえもんの映画に出木杉くんは出ている?
毎週放送のテレビでも、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんはよく登場します。
ですが、出木杉くんは時々しか登場しません。
映画でも、実は全く登場していないわけではないんですよ。
結構なチョイ役で登場しています。
宝島では、空地で実在しない無人島「宝島」について冷静に語っています。
そこで、のび太はすでに心はあるはずの無い「宝島」に気持ちが向いてしまって、熱くなり、ジャイアン、スネ夫にバカにされます。
出木杉くんも「物語だから・・・」みたいな感じで言ってます。
で、ドラえもんに相談して物語がスタートしていくっていう流れでした。
のび太的には、バカにされた事に腹を立てて、見返してやりたいっていう気持ちでいるんだから、この場合は出木杉くんのその対象になるはすです。
そこから、出木杉くんもその冒険に参加していくのかな?
なんて、思っていたら、案の定と言いますか、そこから全く出木杉くんの登場はないまま物語は終わります。
思いっきり、現実主義的な出木杉くんと夢想家ののび太。
2人の関係は切っても切れないはず。
勝手にのび太が思っているだけかもしれませんが、しずかちゃんをめぐっては恋のライバルです。
もっと、登場してもおかしくないんですけどねー。
テレビでも、映画でも時々登場しては、うんちくを語るだけっていった感じです。
冒険の時に出木杉くんがいると心強いのになーって感じるのは僕だけでしょうか?
そもそも出木杉くんの本名ってある?
ちょっと、映画の登場っていうところから話を一休みします。
あなたは出木杉くんの漢字って「出来杉」だと思ってませんでした?
実は僕もこの記事を書くまで、そう思ってました(笑)。
まさかの「木」なんです。
そして、実は彼にはちゃんと下の名前も存在します。
しかも、改名した形跡すら存在します。
元々出木杉くんは出木杉太郎と言われていました。
しかし、これは早々に改名され出木杉英才(えいさい)になります。
そして、さらに出木杉英才(ひでとし)へと呼び方が変わっていきます。
端役にして、端役ではないというこの感じは一体何なのでしょうか?
出木杉くんがのび太たちと冒険しない理由は?
さて、お待たせしました。
実は出木杉くんは最初の映画「のび太の恐竜」ではシナリオの時点では冒険の仲間に入っていたそうです。
その時はスネ夫が入っていなかったそうです。
しかし、その場をスネ夫に取って変わられてしまいました。
その時に理由は、ある意味僕も想像していた通りでしたが、心強すぎるんです。
物事が簡単にクリアしてしまうんです。
格好良すぎて。
だから、のび太をうまく主役に持ってこれなくなってしまうんです。
今、ジャイアンは力持ち、スネ夫は機械いじり好きのうんちく男、しずかちゃんはヒロイン、ドラえもんはいなくなるはずがない。
のび太は主役です。
この5人がうまくそれぞれの長所を生かしながら冒険で出てくる難題を解決していきます。
出木杉くんがいると全部1人でこなせてしまうんです。
そう、これはまさに「大人の理由」で冒険に参加させてもらえなくなってしまったんです。
あまりに秀才すぎる故の仲間はずれとれも言うべきでしょうか。
それにもめげず、彼はいつも完璧なんですけどね。
子供に聞いてみた
ウチの子供にこの質問なげかけてみました。
「なんで、出木杉くんは一緒に行かんのん?どう思う?」
って。(広島弁ですみません。)
普段、ウチの子供(小学3年と1年)なんですけど、仲が悪くて兄の答と弟の答がいつも違うんです。
しかし、なんとその兄弟の意見がバッチリ一致しました。
「そりゃあ、出木杉くんは勉強が忙しくて行かれんのんよ。」
2人とも全く同じ答えでした(笑)。
そして、子供の感性っていいなって感じましたよ。
僕なんかは、そんな事を全く思いもしませんでした。
ちゃんと物語の世界の話だけで答えられるって何か子供っていいですよね。
あー、僕達大人はいつから大人の事情でしか物事を語れなくなってしまったんだろう・・・。
まとめ
出木杉くんは頭が良すぎて、冒険について行くと1人で全て解決してしまうので連れて行ってもらえない。
そして、子供たちは物語の中の世界で生きているんだっていうのがわかりました。