色んな理由で、喪中である事をお知らせできず
年賀状が届いてしまった場合にはちゃんと
お伝えしてあげなければいけません。
その方法を見ていきます。
年賀状が届いた人に喪中のお知らせをするには?
喪中のお知らせをちゃんとできていなかった。
12月に亡くなって喪中が間に合わなかった。
喪中はがきやお知らせをちゃんとしていたつもりではあったが
相手方が忘れていて年賀状が届いてしまった。
などなど。
こちらが喪中であったけど、相手から年賀状が届いてしまう場合があります。
そういった場合にはどうしたらいいのでしょうか?
その時にやるべき事は喪中はがきの年明け用みたいなもので
「寒中見舞い」
という方法でお知らせします。
年賀状もらったけど喪中を寒中見舞いで伝えるには?
もちろん寒中見舞いにもいろいろな意味やマナーがあります。
まずはどんな時に寒中見舞いを出すかを見てみましょう。
寒中見舞いとは日本の慣習の一つで、
二十四節気の小寒(1月5日頃)から立春(2月4日頃)までの
寒中に行う見舞いです。
また年賀状の返答や喪中のため年賀状が出せない場合の代用にも使われます。
①喪中の人に宛てて挨拶状を出したいとき
②喪中などで年始の挨拶ができなかったとき
③年賀状を出しそびれてしまったとき
④年賀状を出さなかった相手から年賀状が届いたとき
⑤喪中を知らせなかった人から年賀状が届いたので、喪中の報告と年賀欠礼の挨拶を送りたい
⑥喪中の相手に年賀状を出してしまったので、お悔やみとお詫びの挨拶をしたい
⑦年末に急な不幸があり、喪中はがきも間に合わなかったので、年賀欠礼を伝えたい
⑧喪中を知らせていたつもりが、相手から年賀状が届いたとき
この中で下の②と⑤と⑦と⑧のケースが今回の場合に該当します。
では、寒中見舞いはいつ送ればいいのしょうか。
松の内(関東では元旦から7日、関西では元旦から15日)よりあと
立春(2月3日ごろ)までが「寒中見舞い」になります。
松の内の時期は年賀状になります。
ですから、「寒中見舞い」の中で
年賀状を頂きましたが、喪中ですので、年始の挨拶を控えさせていただきました。
という旨を伝えていきます。
その正式な文章はどんなものなのでしょうか。
年賀状のお礼と喪中を伝える寒中見舞いの文章は?
以下に例文を掲載しますので参考にしてみてください。
前項②のケースの時の例文
「寒中お見舞い申し上げます
寒さはこれからが本番ですが、皆様にはお変わりございませんか。
(故人続柄)の喪中のため年始のご挨拶を差し控え
失礼いたしましたが、今年もなにとぞよろしくご厚誼のほどお願い申し上げます。」
前項⑤と⑦、⑧の時の例文
「寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧なお年始状をいただき、有難く存じます。
亡き(故人続柄)の喪中につき年頭の挨拶を控えさせていただきました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ、年を越してしまいました非礼を深謝いたします。
寒い日が続きますが、風邪など召されませぬようお気を付けください。」
< 故人に年賀状が届いたときの返礼 >
「寒中お見舞い申し上げます
年頭のご挨拶を頂きありがとうございました。
【故人続柄】は【死去年月】に他界いたしました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきものを、年を越してしまいましたご無礼の段、どうかお許し願います。
故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げますとともに
この厳寒の折柄、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」
以上、3パターンについて挙げさせていただきました。
参考にして使ってみてください。
まとめ
知らせたつもりだったのに年賀状が届いた場合もありますが、その場合も
こちら都合ですので、非礼のないように丁重にするのが正解です。
お知らせすると共に、気持ちのいいお付き合いを継続していきたいものです。