喪中はがきは出した事のある人なら、ある程度のルールを知っている
と思いますが、初めて出す人は全くわからない事ばかりです。
届いたのを見て、年賀状いらないんだなーっていう事くらいは
知っているんじゃないでしょうか?
喪中はがきのルールって?
まず、喪中はがきには「年賀の挨拶を控えさせていただきます。」
という意味が込められています。
ですから、喪中はがきが届いたら年賀状は出しません。
毎年、年賀状を送ったり送られたりしている相手に伝える事
が一番の目的です。
喪中と一口でいいますが、どのくらいの範囲が喪中になり、
喪中期間がどのくらいかというのはご存知でしょうか?
一般的に、2親等以内の親族が亡くなった時が喪中になります。
ただ、3親等以上でも同居していたり、親しい間柄であった場合には
喪中とする事もあります。
●続柄一覧
0親等:夫、妻
1親等:父、母
配偶者の父、母
子供
2親等:祖父、祖母
配偶者の祖父、祖母
孫
兄弟、姉妹
配偶者の兄弟、姉妹
3親等:曽祖父、曽祖母
配偶者の曽祖父、曽祖母
おじ、おば
兄弟、姉妹の配偶者
配偶者、父母が亡くなられた場合、1年間を喪中とするのが一般的です。
子供の場合は離れて暮らしてなどの場合は3か月~半年くらいを
喪中となるようですが、一緒に暮らしている場合はやはり1年くらいを
喪中とします。
2親等の配偶者の祖父、祖母また孫や配偶者の兄弟、姉妹が亡くなった場合は
1か月~3か月となっています。ですが、配偶者に合わせて1年を喪中とする人
もいるようですので一概に規定があるわけではありません。
あくまでも目安と捉えていくといいでしょう。
例えば、祖父母が亡くなられた場合は、半年以上前であれば、
喪中としなくてもよいとされます。
しかし、同居していたり親しい間柄であった場合など
その死を悼み、心情的に新年をお祝いする気持ちになれないときは
喪中とすることもあります。
他の親族の場合も同じです。
喪中はがきの書き方。
喪中はがきはあくまでも、近親者に不幸があり、年賀状でのあいさつや
お祝い事を欠礼するために送るものです。
ですから、「年賀」という言葉にはお祝いの意味もありますので
使ってはいけません。
「年始」「新年」「年頭」などの言葉を使います。
喪中はがきの文章校正は決まっています。
①「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」
この挨拶分を最初の行に書きます。
②誰が亡くなったかと、生前お世話になった旨の挨拶分を書く。
例:「本年〇月に父 〇〇が〇〇歳にて永眠いたしました
永年にわたるご厚誼に感謝致すと共に
明年も変わらぬご交誼の程よろしくお願い申し上げます」
③日付
④住所、名前
①~④の形で書き進めます。
また、テンプレートをご覧いただければわかりやすいので
ごらんください。
喪中はがきはいつまでに出す?
では、喪中はがきはいつまでに届くようにすればいいのでしょうか?
年賀状を投函する人の9割以上は「12月16日以降に投函する」
と答えています。
という事は早い人では11月終り頃から12月初め頃には年賀状を
書いています。
できることなら11月終り頃までには相手方に着くように投函して
あげたいものですね。
遅くとも12月初旬には着いていないといけないでしょう。
また、12月になって亡くなった場合はどうするのか?
ということになりますが、これは寒中見舞いとして出します。
それについては、
まとめ
大事なのは、年賀の挨拶をしませんという旨を相手に伝える事です。
その為には、早めに動いて相手に伝えてあげることが必要です。